おしゃれメンズが持ちたい革靴ブランド徹底紹介!【VOL.3】
まだまだあります、素敵なシューブランド!
一言に革靴といっても、フォーマルな装いに履く靴やトラッドスタイルに合わせる靴、タウンカジュアルやアウトドアに至るまで幅広く存在します。そしてそれぞれのスタイルにも確かな技術と工程、美しさを兼ね備えたブランドが送り出す靴の数々は私たちの日常に華やかさを添えてくれるようですね。
J.M.WESTON
出典:https://www.jmweston.com/jp/bottine-cambre-705-cuir-veau-box-noir
ファッション大国フランスの老舗シューブランドです。1891年にエドゥアール・ブランシャールが設立した靴工房からスタートしました。のちに1922年のパリでの出典を機に現在のJMウエストンのブランド名になっています。
熟練の職人よる手仕事で作られる靴は150ほどの工程を経て2ヶ月もの歳月をかけてようやく完成に至ります。パリ出店以来、フランスの上流階級の顧客や著名人に愛用され続ける一方、1960年代に入ると若者たちの間でもカジュアルスタイルに取り入れられ人気を博しました。そしてJMウエストんが作るサイドゴアブーツの「チェルシー」は、1960年代に登場し世界を席巻したあのビートルズがステージ衣装として取り入れ、当時は「ビートルブーツ」と呼ばれるほどでもあったことは有名な話で、現在でも音楽好きの若者はビートルズへの憧れとともにサイドゴアブーツは定番のロックアイテムとなっています。
SANDERS
出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/713ihA1LHsL._UL1500_.jpg
1873年、ウイリアムとトーマスのサンダース兄弟によってノーザンプトンで創業されました。伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法を100年以上引き継ぎながらも、生産性の向上を高めるために最新のコンピューター制御されたシステムや生産機会も採用し、伝統的な職人の技術を守りながらもそれとうまく融合させて高い品質の靴を多くの人に提供できるシステムを構築しています。そうして高品質ながらもコストパフォーマンスに優れたサンダースの靴は世界の多くの公共機関でも採用されています、地元イギリスでも国防総省向けにて供されるレザーシューズのほとんどがサンダース製であるということからもその高い信頼性の証明になっています。
Dr.Martens
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英国ブランドですが、ドクターマーチンの代名詞とも言えるエアソールを発明したのは実はドイツ人の医師であるクラウス・マルチン博士です。博士が自身の事故による足の怪我のリハビリのためにタイヤを加工してクッション性の高いソールを作ったことを発端とし、さらに研究と改良を重ねラバー素材に中にエアを閉じ込めたソールが開発されます。その後イギリスの老舗シューズメーカーと技術提携しさらなる改良が加えられ現在のドクターマーチンのエアソールが生まれました。
高い実用性と耐久性から生み出される靴は多くの労働者たちに愛用されるだけでなく、その機能美とも言えるデザイン性の高さから1970年代にはパンクファッションのアイコン的ソン愛にもなり、現在でもロックアイテムとしでドクターマーチンを愛用する若者やミュージシャンの足元を飾っています。
SEBAGO
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1946年にアメリカはメイン州で創業されたブランドです。ネイティブアメリカンのモカシンからヒントを得て着想されセバゴが最初に生み出した靴が「ペニーローファー」です。それ以降様々なヒット商品を生み出しながら1980年代には世界中の若者たちから注目を集めるまでに至り、確固たる地位を獲得しました。今やローファーの代名詞とも言えるブランドの一つ隣、カジュアルシーンにはもちろんドレッシーなスタイルにもコーディネイトできる多くのモデルを次々と発表し、世界中から愛され続けるブランドとなっています。
CARMINA
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1866年、スペインのマヨルカ島でマティアス・プハーダスがオーダーメイドの靴工房を始めたことをルーツとし、のちにこの地方で初めてとなるグッドイヤーウェルテッド製法の工場を建設しました。マティアスの孫にあたるホセ・アルバラデホ・プハーダスの代、1960年代に入ってからビジネスシューズ業界に参入し、現在ではスペインを代表するシューブランドとして確固たる地位を築き上げています。
「カルミナ」のブランド名は1997年にスタートし、日本やアメリカ、ヨーロッパに至るまで多くの百貨店や専門店でも人気を誇っています。英国靴の伝統的な技術とデザインを踏襲しながらもスマートでエレガントな美しさを持つカルミナ独特の個性は見るものを魅了し、なおかつコストパフォーマンスにも優れています。
RED WING
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ワークブーツの王様とも呼べるべきブランドのレッド・ウィングは、1905年アメリカのミネソタ州レッド・ウィング・シティで誕生した靴工場からスタートしたレッド・ウィング・シューカンパニーを起源とします。
レッドウィング社は「タンナリー」と呼ばれる革の鞣し工場を自社で所有している世界のシューズブランドの中でも珍しいブランドです、S.Bフット社というこのタンナリーで靴の素材である革の段階からこだわって作っています。そうした革で作られるレッドウィングの靴は履くほどに足に馴染み耐久性も強く、名作「アイリッシュセッター」や「エンジニア」、「ペコス」など多くのヒット商品を生み出し世界中で愛用されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか、3回にわたっていろんなブランドを紹介してきました。世界には魅力的なシューブランドがたくさんあります。100年以上もの歴史を持ちその伝統と経験に裏打ちされた作品を作り続けるブランド、そしてそれに敬意と畏怖の念を持ちつつもその伝統にチャレンジしていく世界中の新興ブランド。それぞれが自社の靴づくりへの情熱とプライドを強く持ち、またその靴を履く世界中の人々への期待を受けて素晴らしい「作品」とも言えるモデルを世の中に送り出し続けています。そんなブランドの心を知ることで私たちもより一層手にする1足の靴に愛情を持ち、そしてそれを履いて街を闊歩するたびに心地よい充足感を得られるのではないでしょうか。